会長挨拶

2019年6月23日

公益社団法人東京社会福祉士会
後藤 哲男

 この度、第7回定時総会で会長に選出されました後藤哲男です。
 4期8年にわたり公益社団法人としての組織基盤の確立に力を注がれた大輪典子前会長のあとを引き継ぐことになりました。

 本会の会員数は、2019年7月末現在で4,000人を超えています。一人ひとりの会員は、地域包括支援センターや福祉施設、行政、社会福祉協議会、第三者後見人、スクールソーシャルワーカー、司法福祉ソーシャルワーカー、独立型社会福祉事務所などさまざまな職域・分野で生活上の課題をかかえる人の支援にあたっており、社会の変化と多様化するニーズのなかでますます活動領域は拡大してきています。また、本会としては、生活困窮者支援、高齢者安心電話、成年後見の相談・受任、福祉サービス第三者評価など、直接都民の福祉向上にかかわる事業も担っています。

 「地域共生社会」の実現に向けたさまざまな動きが進むなか、「ソーシャルワーク専門職である社会福祉士」の役割に大きな期待が寄せられています。
 大都市特有のニーズも含め都民の生活課題は多様化・複雑化しており、一人ひとりの社会福祉士がソーシャルワーク機能を発揮していくためには、職能団体である本会の役割がより一層重要になっています。日本社会福祉士会による実態調査では、ソーシャルワーク機能を促進する要因として、知識・技術面における職能団体による研修、専門職ネットワーク、ソーシャルワークの価値・倫理の重要性などがあげられています。

 東京社会福祉士会としては、実践力の向上と高い倫理観の醸成に向けて、体系的な研修を企画・実施するとともに、実践に基づいた調査研究を通した提言など社会への発信を強化していきたいと考えています。地域における支援力向上のためには、保健・医療、司法などさまざまな関係機関、行政機関との連携を推進することも欠かすことができません。
 法人理念である「豊かな地域生活実現のため、責任と誇りをもって、より添い、ともに悩歩み、育み、創り出すソーシャルワーク実践」を具体的に実現していくために、会活動の今後のあり方も考えながら、体制整備に努めたいと考えています。

 会員のみなさま一人ひとりが積極的に会の活動に参加する、そのような魅力ある会づくりにみなさまとともに取り組んでいきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。