災害福祉委員会
●わたしたちのミッション
東京社会福祉士会は、東日本大震災の発生時に災害対策本部を立ち上げ、東京に避難してきた被災者の支援に当たるとともに、陸前高田市の現地調査を実施しました。こうした経験を活かす趣旨で、緊急時にその都度立ち上げる組織ではなく、「常設の委員会」として、当委員会は設立されました。長期的な展望のもと、防災・減災の取り組みや発災後の支援に関する対応力強化をミッションとしています。
●主な活動内容
毎月1回定例会を行い、①今後の災害支援に向けての防災研修の実施、②災害支援活動者養成研修等の実施、③他団体の支援組織との協力体制の構築、④首都圏直下型地震時の支援への体制整備として、関東甲信越ブロックの連携、⑤防災視点での平常時の福祉支援、災害時の福祉支援の調査研究――などを通じて、災害に強い福祉の確立を目指しています。
●当委員会の特長/特に力を入れていること
①2018年度より認証研修として災害支援活動者養成研修を実施し、他県会員も多く参加し、高い評価を得ている。
②2016年の熊本県地震の際には、日本社会福祉士会と協力し、民間の助成金などを利用し、当会会員の熊本支援の交通費等を支給して会員の参加を支援した。また、支援に就いた会員による報告会を実施し、次に続く会員への支援を行った。
③毎年1回各自の自宅で災害時の模擬避難訓練を行い、その結果を委員で情報共有して防災訓練としている。
④東京社会福祉士会ニュースにて、「災害に強いソーシャルワーカー」になるための情報提供を連載し、会員への啓発活動をしている。